あたたかく、大らかな指導がいまの自分の土台に

令丈 ヒロ子

1979年 ヴェルジェコース卒業
児童文学作家

仕事内容

1990年にデビューしてからずっと児童書を描き続けて、文庫化や海外で出版されたものを合わせたら、出版した本が現在計220冊を超えたところです。2、3歳向けの絵本のテキストから、高校生、大学生向けの小説まで、幅広い読者年齢層に向けて書いています。最近刊行したものは「ハリネズミ乙女、はじめての恋」(KADOKAWA)「かえたい二人」(PHP研究所)「若おかみは小学生!」の姉妹編にあたる「アイドルことまり!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)「ストーリーで楽しむ日本の古典シリーズ・枕草子」(岩崎書店)などです。

入学のきっかけ

両親が帝塚山学院の良い評判を聞いて受験を決めました。マナーがよく品のよい女性に育ってほしいという思いで決めてくれたのだと思います。

中高で心に残っていること

のびのびと明るく、好きなことに熱中できたことです。中学ドラマ部、高校演劇部で演劇コンクールを目指してみんなで舞台を作り上げたことや、近代文学研究会で好きな本を紹介し合ったり、同人誌を作ったり。美術大学の受験に関しても当時の担任の先生や美術の先生が励まし、あたたかく見守ってくださったことがとてもありがたかったです。帝塚山学院で、先生方にあたたかく、おおらかに育んでいただけたことがわたしの現在の土台になっています。

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興味を持ったことを追いかけられる自由な時間を楽しんで

プロフィール

令丈 ヒロ子
経 歴
1979年 帝塚山学院高校卒業。
1982年 嵯峨美術短期大学ビジュアルデザイン科絵本制作コース専攻へ入学。
卒業後、福武書店(現 ベネッセコーポレーション)勤務ののち、
1990年 講談社より「令丈ヒロ子」のペンネームで児童書作家デビュー。
代表作「若おかみは小学生!」シリーズは累計三百万部となりコミック化もされ、海外でも広く読まれている。
現在、嵯峨美術大学、成安造形大学客員教授。
日本児童文学者協会、日本文藝家協会所属。
日本ペンクラブこどもの本委員会部員。