先日、びっしり実の詰まった立派なトウモロコシを年長さん一人ひとり収穫することが出来ました。
その収穫したトウモロコシは、まずはじっくりと観察。その後ディテールにこだわりながら、トウモロコシの写生にチャレンジ!もちろん、収穫したてのトウモロコシをいち早く茹でて、新鮮なトウモロコシの美味しさを堪能しました。
更に、子どもたちの大好きなポップコーンはトウモロコシからできている!
それを確かめてみようということで、ポップコーンも作ってみました。トウモロコシに関わる活動を通して、子どもたちは何度ワクワクドキドキしたことでしょう。それぞれの活動ごとに、大喜びし、歓声をあげ、満面の笑みで喜ぶ子どもたち表情に、私も嬉しくなってしまします。
帝塚山学院幼稚園では、トウモロコシに関わる活動一つを取り上げても、種まきにはじまり、水やり、草抜き、追い肥に害虫退治、途中、高さを測って観察してみたりして、やっと最後に収穫です。このように、とことん一つの物事を追求する。そんな保育活動が特徴でもあります。
単にカートや画像で何百という物の名称を覚えたとしても、その物が自分とどのように関わっているのか、どのように出来ているのか?何に役立っているのか?どんな特報があるのか?など、そんなことを知らなければ何の役にも立ちません。そして、自分自身を豊かにしてくれることもないでしょう。
一つの物事を追求していくという、学び方を幼い時期に経験した子どもたちは、自ずと様々な事柄に対して探求する力が備わります。
将来の為の生きる力、学ぶ力はこんな経験や体験から育まれます。
そして、これからを生きる子どもたちには、贅沢に生きることを求めるのではなく「心豊かに」生きるそんなすべを学んでほしいと願います。