第二 復興と成長を満喫する時代

1 復興  

  昭和30年頃には、食糧難も解消し、停電がなくなり、衣料が出回って女性はモンペからス

 カートに、男性は国民服から背広にと人々服装がこざっぱりとする。

 

2 復興から高度成長にと転換

  昭和30年から日本は復興から高度成長へとむかう。

  この間に日本経済は大発展しただけではなく、技術の進歩と産業構造の変革を果たし、終身

 雇用制が確立され、人類史上最高といえる近代工業社会、つまり規格大量生産体制を築きあげ

 た。

 35年間続いた高度成長の全期間を「当事者」として味わえたのは、現在の60歳代の人たち

 だけである。

 

3 昭和27年にNHKがテレビの定期放送を開始

  街頭テレビやテレビ喫茶に多くの人が集まりテレビに見入った。

 

4 社会基盤の整備

 (1) 新幹線開通

   昭和39年、新幹線が東京〜新大阪間に開通した。 

 (2)  高速自動車道の開通

   昭和39年、東京〜西宮間に高速自動車道(東名自動車道・名神自動車道)が開通し、

  今日の車社会の幕開けを告げた。

 

5 東京オリンピック開催

   昭和39年、東洋ではじめてのオリンピックが開催された。

   バレーボール女子で、「ニチボウ貝塚」の東洋の魔女が奮闘し、初の金メダルを獲得した。


6 大阪万国博覧会の開催

 

 昭和45年3月15日〜9月13日の間

 (183日間)大阪千里丘陵で、

 大阪万国博覧会が開催された。

 入場者数 6421万人

 

太陽の塔

7 阪神タイガース優勝(昭和60年)

 阪神タイガースの20年振りの優勝にタイ

ガースフィーバが沸き起こる。

 この経済効果は、1兆円に達したともいわ

れている。

8 バルブ景気が崩壊(平成2年)

  平成2年、冷戦構造の崩壊と時を同じく、日本のバブル景気が崩壊する。


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