公　の　年　輪 　２年前に永い勤めから解放されましたが、いま振り返ってみますと私の歩んできた道は５２年余りすべて公の中であったと今さら感慨ひとしおのものがあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　1　海軍飛行予科練習生　　Ｓ19年12月〜Ｓ20年10月（10ヶ月） 　　　2　公団職員　　　　　　　Ｓ21年 7月〜Ｓ25年10月（4年3ヶ月）　　　 　　　3　国鉄職員　　　　　　　Ｓ25年11月〜Ｓ26年 6月（8ヶ月）　　　　　　　　　　　　 　　　4　公務員　　　　　　　　Ｓ26年 7月〜Ｓ63年 3月（36年8ヶ月）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　5　公益事業団体職員　　　Ｓ63年 4月〜Ｈ20年10月（10年）

　　

公の年表　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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年輪のうち最も忘れられないのが予科練時代です。7つボタンの予科練に憧れ、厳しい 試験を突破し胸を張って松山海軍航空隊に入隊したのが14才4ヶ月の時でした。ただ自分が飛行機に乗って敵艦に体当たりすれば日本が勝と単純に信じ、厳しい訓練に励んだ日々でした。

8月6日広島に原子爆弾が投下され遠からず日本は焼野原にされるとの噂が広がり始めた頃、私たちは徹底抗戦をするための特攻編成をされました。数日間の待機中に終戦となりましたが、何を血迷ったのか終戦となったにもかかわらず特攻編成された私たちは無盖貨車に乗せられて広島県の浦安海兵団に送り込まれ、10月になって漸く復員することが出来たのです。今思えば大変な日々でしたが、其の頃の純粋無垢で、ひたすらに打ち込んだ時代が懐かしくわわれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 平成10年以降は年金生活ですが、夢は年金を100倍くらい貰い好きなことをして優雅に暮らしたいですね。

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