チェコのプラハはあのスメタナ作曲の「モルダウ」で有名なヴルタヴァ河(独語:モルダウ〕が街中を南北に悠々と流れる旧ボヘミヤ王国以来の首府で、「黄金の街」「建築博物館の街」など様々に賞賛される中世の街並みが残る美しい街です。ヴルタヴァ河の西側フラッチャーの丘に。代々ボヘミヤ王の居城で、現在もチェコ共和国大統領府があるプラハ城が、ステンドグラスが美しい聖ヴィド大聖堂を従えて、城下を見下しています。この城は9世紀に始まり14世紀カレル4世の時代に整えられたと云われ、見所はマチイアス門や旧王宮、大聖堂など多彩です。    ◎写真をクリックすると大きくなります。

プラハ城から東方を見下ろすと赤瓦屋根の続く街並みにロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック等の様式の教会や宮殿が配されています。プラハには歴代の王が戴冠パレードを行った「王道の道」があり、旧市街東の火薬庫からカレル橋を渡ってプラハ城に達しています。15世紀初めヴルタヴァ河に架けられたプラハ最古の美しい石橋「カレル橋 」が観光の中心になっています。

このカレル橋は、ゴシック様式で造られた全長520米、幅10米の大きなもので両側の欄干に各15体計30体もの聖人像が並びんでいます。河の東側:旧市街広場に来て見渡すと仕掛けのある天文時計を持つ旧市庁舎2本の塔で目をひくのディーン教会、ヤン・フス像、優雅なゴルツ・キンスキー宮殿、などがあります。

チェコ近代史の重要な舞台となったヴァーツラフ広場辺りはプラハ随一の繁華街で,奥に堂々と国立博物館が聳えて見えます。チェコは名にし負うビールの産地。世界にビール革命を起こしたピルゼン風とはこの国のプルゼニュ(独名:ピルゼン)で19世紀に造られたもの。絶対に美味しくて安く飲んべえにこたえられない。