嘗て「東欧のパリー」とその美しさを讃えられたハンガリー共和国の首都Budapestブダペストは「ドナウの真珠」とも呼ばれその景観はユネスコの世界遺産にも登録されています。ドナウ河西岸の王宮側が旧市街のブダであり、東岸にあるのがペストの新市街でビジネスや商業の中心であり、現在人口約202万人でハンガリーの人口の20%が住む中欧第一の大都会であります。
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くさり橋と王宮の丘はブタペストの代表的な風景で、夜のイルミネーシヨンも美しいです。王宮の丘は高さ70米、長さ1.5Kmの丘陵地で、漁夫の砦、歴代の王が戴冠したマ−チャーシュ教会、聖イシュトヴァーンの像、嘗ての王宮(現在は美術館、博物館、図書館に使用)などの一群が並んでいます。

更に、その南には温泉もでる眺めの良いゲッレールトの丘が並んでいます。一方、漁夫の砦に立って西岸のペスト側を見ると独特のネオゴシック様式で優美な国会議事堂と巨大で威厳のあるドーム型の屋根を持つ聖イシュトウヴァーン大聖堂が目にいってきます。此処は平坦な地域で商業地区として市民生活の中枢を担っています。

マルギット橋から自由橋までのドナウ河沿い街は昔から政治経済の中心地として栄えて来ました。ペスト側のエルジェーベト広場から英雄広場・市民公園へ延びるアンドラーシ通りはブダペストのシャンゼリーゼとも云われる美しい大通りで、この通り沿いと東南に広がる一帯は静閑な住宅地でもあります。