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年中児のサイエンスラボ

  • 子どもたちの歩み
  • Vol.53
 この日の幼稚園は科学実験室。そして白衣を纏った年中児は元気いっぱいの科学者!今回、科学者たちが取り組んだ実験テーマは、「いろがわりマジック」です。紫キャベツを使用して、さまざまな色に変化をする不思議な水を作り、その化学反応を体感できる、ワクワク・ドキドキのサイエンスラボを楽しみました。
 実験の工程で、ビーカーを使って水の量を正しく測ったり、クエン酸や重曹、石灰の3種類の粉末を使い分けながら懸命に水に溶かしたり、こぼさないように慎重に水溶液を注いだり、かなり長い時間集中していましたね。しかし、元気印の年中科学者は、まじめななかにも遊び心いっぱいです。「じゅうそう」の言葉の響きに、「わっ、阪急電車の十三駅と一緒の名前だー!!」と喜んだり、透明の水が紫やピンク、緑、青に変色するたびに「あ、ぶどうジュース!」「あ、苺ミルク!」「あ、メロンジュース!」「次は何かな?」とジュース屋さんごっこが始まりそうになったり、一つひとつの化学反応に驚き、歓声をあげたり拍手をしたり目を丸くしたりと、実験を大いに楽しむ姿があちらこちらで見られました。
 子どもたちの科学の芽は、このサイエンスラボを体験してひょっこりと頭を出したことでしょう。さあ、これから、自分たちの生活のなかにある身近なおもしろいこと、不思議なことに立ち止まり、「どうして?」「こういうことかな?」「ためしてみたい!」「もっと知りたい!」と、そんな思いをたくさん抱き、探求心をさらに大きくしてほしいですね。

帝塚山学院幼稚園では未就園児の皆さまに
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