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「書道」してみました

  • 子どもたちの歩み
  • Vol.41
 本園では子どもたちの世界を広げたいという思いから、さまざまなプログラムを実践しています。そこで大切にしているのは、「本物を体験する」ということ。 今回は書家の三木響花先生をお招きして、年中・年長組が書道体験を楽しんだ様子をご紹介します。  
 ステップ1は書道で使用する道具を知ること。墨の匂いや硯の「陸」で磨るときの感触や音を、五感を使って味わいました。ステップ2はいろいろな線を楽しむこと。太い線や細い線、まっすぐな線や曲がりくねった線、かすれた線などを半紙にたくさん書きました。ステップ3はいよいよ象形文字。年中児は「見」「果」、年長児は「星」「鹿」に挑戦です。三木先生が漢字の成り立ちや意味をパワフルに説明してくださるので、子どもたちはその力に惹きつけられるように思いきりよく、ダイナミックに書道に取り組むことができました。
象形文字は自然の姿や形を絵画的に捉えて書いた文字です。ですから「漢字を書く」というよりも「絵を描く」イメージで次々に作品を仕上げていきました。線が太くなり過ぎても、大きくなり過ぎても、歪んでいても…、それが「鹿」の象形文字ならば、大自然の中で雄々しく生きる鹿が体をくねらせている姿に見えるのです!こんな風に思い、楽しみながら書道を体験し、子ども時代にしか表現できない個性あふれる作品がたくさん誕生しました。
 今回の体験を通して、漢字の成り立ちについて学べたことも大きな収穫です。きっと漢字を覚えるときにふと象形文字のことを思い出し、面白みを感じながら学んでくれることでしょう。

帝塚山学院幼稚園では未就園児の皆さまに
本園の教育を体験していただけるイベントを開催しています。
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