年少さんはまだまだ泣きながら登園して来る園児もいますね。そして、年中さん年長さんでも、新しいクラス・新しい先生にドキドキして不安な姿が見受けられますね。
人は大人でも子どもでも、変化を嫌います。
慣れた環境にずっといることがとても安心だからです。しかし、それが本当に子どもにとって私たち大人にとっても良いことなのでしょうか?
特に子どもたちには、これからの時代を力強く生き抜いてもらうために、講演会でよくお話しすることですが、まず「子どもの未来」を想像してみてくださいと言っています。
グローバル社会、目まぐるしく変化する社会、その変化に対応する順応性が求められています。
幼い時から、環境の変化をしっかりと受け止め、与えられた環境の中でいかに自分を生かしていくか、という練習は、成長するうえで不可欠な力です。
そして私たちは、そんな子どもたちの不安をしっかりと受け止めながらも、子どもたちが持つ生きる力を最大限引き出してあげることが将来につながると考えています。
また、先生だけでなくそこには、仲間、友だちが存在します。
年少さんの給食の時間にも友達の存在の大きさを感じることが多々あります。慣れない食材や味付けに苦戦する子どもも当然いるわけですが、やさしいお友だちは「ガンバレ!ガンバレ!」と小さな声ながら応援してくれます。
それに応えようとする子どもの姿があります。そして、やっと食べ終わった友だちのお弁当箱を見て、「先生○○ちゃん食べたよ!」って嬉しそうに報告してくれます。
ご家庭でもご両親が、同じように声を掛けられているんでしょうね。
新しい環境は不安でもありますが、新しいやさしさに出会ったり、憧れる友達に出会ったり、自分の世界を広げてくれる大きなチャンスでもあります。
物事をネガティブに受け止めるかポジティブに受け止めるか?
それは、ご家庭の判断にお任せしますが、多くの子どもたちを見てきた私としては、もっと子どもの生きる力、順応性を信じてあげて欲しいと思います。
「あなたならできる!」 その魔法の言葉が効き目を発揮する今だからこそ、しっかりと背中を押してあげて欲しいと思います。
追伸:ピーターパンも言ってましたよね
考えてみよう 楽しいこと さあ! それだけで
飛べる 飛べる YOU CAN FRY