幼稚園の保育のなかで見つけた、
子どもたちの何気ない様子や
普段の活動についてお知らせします

コラム

YouTubeにZOOM 
なんでもやってみよう!

園長 田中 幸枝

 新年度開始を目前に緊急事態宣言が発令!対面での保育が当たり前だった幼稚園生活が一変。さて、子どもたちに対して何をするべきか?また、何ができるのか?という緊急対応が迫られる幕開けとなりました。
 まずは、子どもたちに「幼稚園が始まったことを実感して欲しい」「規則正しい生活が保てるように」さらには「離れていても幼稚園との繋がりを感じて欲しい」。これらを目標に、動画撮影に挑戦しました。
 動画の種類は多種多様です。「生活」「運動」「制作」「音楽」「食育」といったカテゴリーごとに、各学年の担任の先生をはじめ全教職員で助け合い、教え合いながらYouTuberとして悪戦苦闘する毎日を過ごしました。撮影はしたものの、先生の顔が真っ暗で怖〜い、だとか、展開の仕方をもっと工夫できるのでは?というように、撮り直しも何度も行いました。普段は互いの保育を見るチャンスは少ないのですが、動画撮影のお陰で他の先生の保育をじっくりと見る機会が持て、スキルアップの良い研修にもなりました。そして、本園のこだわりの活動内容の中にも、子どもたちが「やってみよう」と思える課題の提供や展開を心がけました。
 子どもたちに、やってみた活動を幼稚園にレポートして欲しいと投げかけると、「毎朝9時の動画配信のおかげで、規則正しく生活できています」「親子の楽しい時間になっています」「お散歩の時に見つけたよ!」「クッキングの苺大福、お弁当、パエリア作ったよ!」「とにかく笑いました。元気をもらいました」といった報告が写真や動画とともにどんどん寄せられ、嬉しい限りでした。
 そして、5月に入りさらなるステップアップをと、リモート保育に挑戦することに。早速いくつかのソフトを使って先生方とリモート職員会議を実施しました。幼稚園内での実験からはじめ、先生方の自宅と幼稚園を結んでのリモート会議で通信状況や使用方法を確認。なんとか出来そうという手応えをもとに、登園日も間近となった子どもたちに、幼稚園に行きたいモードを高めてもらうための「リモート幼稚園」を実施しました。実際には会えなくても、友達の顔を久しぶりに見ることができた子どもたちは、画面越しに手を振り合い、「〇〇くんだ!」と笑顔と喜びの声を上げていました。
 突然の出来事で、何もかもが今までとは違う世界に一瞬にしてテレポーテーションされたわけですが、どんな時でも前向きにシンプルに目標を決めて全力で取り組むこと。そして、全てが完璧でなくてもまずはトライすることの大切さを子どもたちにも伝えたいという思いで走り続けた2か月間でした。
 いつの間にか制作した動画は257本に。それらに込められた思いはただ一つ。
「すべては子どもたちの笑顔のために」これが、私たちの思いです。

『anone』
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