| 推薦者 (所属) |
書名 著者 出版社 【請求記号】 |
紹介記事 |
TA (高校生)
 |
脳のなかの文学 / 茂木健一郎著 -- 東京 : 文藝春秋, 2009.1 請求記号【910.26 モキ 文庫 】 |
分かりやすく、最後までさくさく読める本――ではなかったが、まるっきり理解できない文章でもなかった。教科書に記載されているような文章は、たとえ難しい物でも授業での解説が入るため理解できるし、分かりやすい表現を用いた文章は、授業の解説がなくても「うんうん」と納得しながら読むことができる。この「脳の中の文学」は、もう一度いうが、さらっと目を通して意味を理解できる文章ではない。ただし、読めば言いたいことはわかる文章だ。さすがに、意味を自分の言葉で説明しろといわれると出来ないのだが、それでも言いたいことは伝わってくる。理解が難しいが故に、だからこそこの本は、何度も何度も読み返すための本だと思った。読むたびに理解度が変わり、前に読んだ時との文章の印象の差を楽しむ本だと。簡単に一言でまとめてしまえば、完全に理解できなくても面白い本だった。是非、何度も読み返して理解を深めていこうと思う。 |
SU (高校生)
 |
陰陽師 / 夢枕獏 著 -- 文芸春秋 1991 請求記号【913.6 ユメ 文庫 】 |
博雅と晴明のやり取りが好きです。二人の友情や言葉では言い表せないものがそのやり取りからにじみ出ている気がするからです。また、夢枕獏さん特有の書き方がとてもよくて風情があります。陰陽師ものといえば晴明やほかの有名な陰陽師が出てくることが多いのに、ここで博雅を使ったのがとても驚きました。最初は戸惑いましたが読んでいるうちになんて博雅はおもしろいのか、と思いました。博雅と晴明という一見どういうものかわからない組み合わせでしたが、読んでよくわかりました。陰陽師はとてもおもしろかったです。 |
YA (高校生)
 |
死神の精度 / 伊坂幸太郎著 -- 東京 : 文芸春秋, 2005.6 請求記号【913.6 イサ 】 |
伊坂幸太郎の、独特の世界観に引き込まれました。ミュージックが好きな死神など、登場人物もユニーク。死神が出会う人間たちも、それぞれに人間っぽさはあるのに、人間離れした雰囲気があります。雨の描写が印象的で全体的に灰色のイメージがありました。最後、それが青に変わった時、とても美しいと思いました。「死」を題材にしているのに、重苦しくなく、不思議と読み終わった後に優しい気持ちになる物語でした。 |
HO (高校生)
 |
秘密 / 東野圭吾 著 -- 文藝春秋 1998 請求記号【913.6 ヒカ 】 |
最後の行を噛みしめるように読んだ後、驚きとせつなさで心が震えました。直子が自分の人生を捨てた決意を思い、平介との最後のゆきちがいのシーンを読み返すといくつかの複線に気付いてこの家族がとても愛しくなりました。 |