読書の輪「おすすめ本」紹介 No.077

2013年6月10日

読書の輪「おすすめ本」紹介

  あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
UE (高校生)
予知夢 / 東野圭吾著 -- 東京 : 文藝春秋, 2003.8   請求記号【913.6 ヒカ 文庫 】 ガリレオシリーズの第二弾、「予知夢」は、その名の通り、予知するということがすべての話で共通しています。一見すると不可解な事件を、ガリレオと呼ばれる天才物理学者が見事に解決してくれるというストーリー展開で、一話読むごとに爽快な気分にさせられます。このシリーズは、ミステリーの部類に入るのですが、科学の気も帯びています。科学についての豆知識がたくさん織り込まれていて、またそれもこのシリーズの魅力のうちではないでしょうか。

OK (高校生)

けっこん・せんか / 檀ふみ, 阿川佐和子著 -- 東京 : 文藝春秋, 2007.6   請求記号【914.6 タン 閉架書庫 】 『聞く力』でベストセラーを生み出した阿川佐和子の初の対談集であるこの作品は阿川佐和子自身と女優の檀ふみの成長を物話っています。私は特にこの作品の「それでもお皿は回る」TANTO1996年10月号に掲載された対談を読んで驚きました。檀ふみの幼少期は偏食で「きんぴらごぼう・おから・ピーマン・しいたけ・にんじん・ごぼう」が食べることができなかったと著されていました。檀ふみ自身はけろっとしていますが読んだ側からすると、「おいおいおいおい」って思ってしまいました。私自身も店に入るとなかなかものを決められない性格でずいぶん迷います。迷っている間に目の前から出て行くって、まるで「デート放棄ではないか!」と思ったと同時にこのくらいきっぱりしている人間ってなかなかいないとも思いました。このふたりの対談は読んでいて何回も笑いの渦に引き込まれていきました。結構、凡人が悩みそうなところを悩んでいて親近感が湧いたので私はこの作品が好きになりました。
HO (高校生)
池袋ウエストゲートパーク : 赤 (ルージュ) ・黒 (ノワール) / 石田衣良著 -- 東京 : 文藝春秋, 2006.1   請求記号【913.6 イシ 文庫 】 池袋ウエストゲートパークは、池袋の街で起こる様々なトラブルを主人公のマコトが解決していくミステリーです。けれど、私はこの本をミステリーだと思うことが出来ません。なぜなら、私はこの本にとてもたくさんの「リアル」を感じるからです。マコトのもとに持ち込まれるトラブルはニュースに出てくるような事件であって、文章は「小説」という感じの言葉ではなくて、生身の人間の言葉のようで、池袋に行けば本当にマコトに会えるのではないかと思ってしまいます。マコトの周囲のキャラクターも個性的な人ばかりでとても面白いです。この本は何度読んでも引き込まれてその度にとても面白いと感じます。
HO (高校生)
きれぎれ / 町田康著 -- 東京 : 文藝春秋, 2004.4   請求記号【913.6 マチ 文庫 】 パンク歌手で小説家である町田康の、破壊的で個性に満ちた小説だった。幻想とリアルさのバランス感覚が楽しく、文のテンポの良さに惹かれる。めまぐるしい展開に何度か置いていかれてしまった。口語体で書かれた地の文の調子が伝染して、言語感覚が大きく揺さぶられる。作者の魅力を感じた。
TA (高校生)
萩を揺らす雨 : 紅雲町珈琲屋こよみ / 吉永南央著 -- 東京 : 文藝春秋, 2011.4   請求記号【913.6 ヨシ 文庫 】 タイトルと表紙を見て、最初は珈琲屋のおばあさんが珈琲を入れながらゆったりと謎を解くような話かなと思いました。けれど読んでみて、現代的で現実的なおばあさんのお草さんと彼女をとりまく周りの環境に少し驚きました。しゃんと背筋を伸ばして歩くお草さんは凛としてるけれど色々な問題を抱えていて、読んだ後も気になる作品でした。続編が出ているようなのでまた読んでみたいと思います。