読書の輪「おすすめ本」紹介 No.061

2010年9月2日

読書の輪「おすすめ本」紹介

  あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
MA (教職員)
   水神(新潮社)
水神 ; 上・下 / 帚木蓬生著 -- 東京 : 新潮社, 2009.8   請求記号【913.6 ハハ 1〜2 】 大河のそばに位置しながら、地形的にその恩恵に預かれず水不足に悩む村の庄屋5人が身命を賭して筑後川に堰を築こうとする。様々な抵抗にあいつつ、初心を貫く庄屋と武士の姿は感動的で、今の世のお役人にもこうあって欲しいと思ってしまう。
YA (教職員)

   葬式は、要らない(幻冬舎)
葬式は、要らない / 島田裕巳著 -- 東京 : 幻冬舎, 2010.1   請求記号【385.6 シマ 新書 】 誰もがむかえる人生最後の、しかも最大の重大事である『死』。そしてその事後処理である、人類特有の「葬儀」というセレモニー。さて、私達は如何にすべきか。世界でも突出した葬儀費用を使うのが日本人らしいが、本書では「葬儀」と「仏教」との関係を軸に、「世間体」や「見栄」を背景におきつつ、その歴史的な経緯を詳細に考察していく。随所に頷かされる箇所も多く、読み終える時には、いずれ訪れる「自身の問題」として、その意識は向いていた。著書はオウム事件の際のある発言をめぐり、一時期学界から遠ざかっておられた。が、そんな偏見を払拭させてくれる、啓発の書だと思った。
NA (教職員)
  犬部!(ポプラ社)
犬部! : 北里大学獣医学部 / 片野ゆか著 -- 東京 : ポプラ社, 2010.4   請求記号【645.6 カタ 】 獣医師を目指すかたわら、人間に見離された犬や猫たちを保護し、里親探しに奔放する北里大学の学生の活躍ぶりを書いた本です。動物を飼ったら、最後まで世話をするといったあたりまえのこと、命の重さはみな同じであることを感じてほしいです。
NA (教職員)
   走れUMI(講談社)
走れUMI / 篠原勝之著 -- 東京 : 講談社, 2008.10   請求記号【913.6 シノ 】 鉄のゲージツ家であり、テレビでおなじみの丸坊主頭のクマさんが書いた本です。鉄を扱うイメージとはちがって、やわらかなタッチの作品でした。両親が離婚して、母親のもとにひきとられた少年が、夏休み、父のところにマウンテンバイクに乗って会いに行き、船で釣りをしているときに、ある出来事がおこります。ドキドキするシーンもあり、父子の絆が深まっていく様子がうかがえました。
YA (教職員)

   よくわかる仏像の見方(小学館)
よくわかる仏像の見方 : 大和路の仏たち / 西村公朝著 -- 東京 : 小学館, 1999.12   請求記号【718 ニシ 】 近年の仏像人気と平城京遷都千三百年を記念した秘仏公開とが相俟って、奈良を訪ねる観光客が増えているらしい。奈良には日本の仏像の原点があると言われているが、その永遠の静寂の表情に秘められている深い精神性は、私のような信仰心のない者でも心うたれ、いつしか異次元の世界に導いていかれる不思議を感じる。一方、感情を顕にした仏像もおられる。新薬師寺の伐折羅像だ。その怒髪天を衝く表情は、見る者を圧倒し、邪悪なるものを成敗せんとする気迫に満ち満ちている。さて、この伐折羅像を拝見していると、一度国会議事堂に来ては下さらぬかと、ふとそんな思いが脳裏をかすめた。