読書の輪「おすすめ本」紹介 No.057

2010年3月19日

読書の輪「おすすめ本」紹介

  あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
MA (教職員)
  ハングルを読もう(仮説社)
   
ハングルを読もう : となりの国の文字 / 井藤伸比古著 -- 東京 : 仮説社, 2003.8   請求記号【829.11 イト 】 英語以外の語学は、必要ないからといって敬遠していることってありませんか。他の国の人とコニュニケーションをとることが語学を勉強する目的であれば、隣国の言葉を学べば、その機会は大幅に増すでしょう。とりあえずこの本を読めば、2〜3時間で看板程度は読めるようになります。
YA (教職員)


   
すぐわかる画家別抽象絵画の見かた / 本江邦夫監修 -- 東京 : 東京美術, 2005.11   請求記号【723.07 モト 】 二十世紀の抽象画家、マーク・ロスコの『黒い絵』この黒の濃淡だけで彩られた晩年の作品に、じっと見入っていた作家の高村薫氏がぽつりと呟く、「私もこのような小説が書きたい。」と。ある美術番組での一シーンである。そもそも 如何なる動機で画家は抽象画を描き、一方見る側の感動はどこからくるのか。以前から不思議だった。二十世紀に現れたこの新しい分野の絵画は哲学のように難解に思える。本書では画家別、時代順に丁寧に解説してくれる。が、「頭」すなわち「言葉」では理解できても、「心」では感動し難い自分がいる。「対象めがけて飛び込むこと。対象に身をまかすこと。」と筆者は言う。絵に対するある固定観念を持った、この私の頑な自我が無意識にそれを拒んでいるのか。それとも、いつの日か「ハッと分かる瞬間」がやってくるのだろうか。
KE (高校生)
  ダレン・シャン(小学館)
ダレン・シャン 2 / Darren Shan 作 橋本恵 訳 -- 小学館 2001   請求記号【933.7 シヤ 02 】 僕の名前はダレン・シャン。極一般的な男の子。強いて違うところを挙げるとすればクモに興味あるってところかな。少年ダレン・シャンがサーカスから毒グモを盗んだことによって始まる奇妙なバンパイアストーリー。これまでのバンパイアのイメージもガラット変わり、良い意味で期待を裏切る展開は虜になること間違いなし。12巻+外伝がありますが、そんなシリーズの長さも気にならないくらいどんどん読み進めてしまうでしょう。映画化もありましたが、原作と内容が全く異なるので読み比べるのも一興かと。
MA (高校生)
   
逃れの森の魔女 / ドナ・ジョー・ナポリ 著 金原瑞人,久慈美貴 共訳 -- 青山出版社 2000   請求記号【933.7 ナホ 】 誰もが知っているグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』。けれど、あなたは疑問に思ったことはないだろうか。「なぜ、魔女は暗い森の中にお菓子の家を建て、いともたやすくグレーテルに殺されたのか。」その答えは、この小説の中にあります。パロディ小説の傑作。優しい魔女の物語。読み終えると切ない気持ちになる本です。
FU (中学生)
     
そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート / はやみねかおる 作 村田四郎 絵 -- 講談社 1994   請求記号【913.6 ハヤ 1 文庫 】 お金と常識がかなり欠けていて生命力と食い意地はかの有名なゴキブリも負けるほどの持ち主。自称名探偵'夢水清志郎'通称:教授がもう一つ平均をはるかに下回る記憶力を頼りに、次々におこる事件を解決していく。名探偵夢水清志郎事件ノート記念すべき第一巻、『そして五人がいなくなる』おもしろいのでぜひ、お読み下さい。