読書の輪「おすすめ本」紹介 No.052

2009年5月16日

読書の輪「おすすめ本」紹介

  あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
YA (教職員)

    
ひとすじの蛍火 : 吉田松陰人とことば / 関厚夫著 -- 東京 : 文藝春秋, 2007.8   請求記号【289.1 ヨシ 新書 】 幕末の志士吉田松陰。江戸で処刑、二十九歳で非業の死を遂げ、今年で百五十年。新聞記者の筆者は、彼の遺した著作や家族、友人、門弟らにあてた数ある手紙の中から、「百の言葉」を選び解説する。司馬作品のような小説ではなく、硬派な筆致に多少のとっつきにくさは感じるが、幕末の日本の状況を想起しつつ読み進める。するといつしか、「血の通った愛情あふれる青年、吉田松陰」が彷彿としてくる。「死は好むべきにも非ず、また悪(ニク)むべきにも非ず、道つき心安んずる。便(スナワチ)これ死所。」これは死の直前、獄中から門弟の高杉晋作にあてた手紙の一節で、自身の死生観を語った言葉である。「その透徹した覚悟」に「青雲の志を持った彼の熱い心情」を照らし合わせてみる。その心中、如何ばかり無念だったことか。
YA (中学生)
   なぞの転校生(講談社)
なぞの転校生 / 眉村卓 ; 緒方剛志絵 -- 東京 : 講談社, 2004.2   請求記号【913.6 マユ 文庫 】 広一の通う中学に転校生が入ってきた。名前は山沢典夫。美形のうえに勉強もスポーツもよくできるが... おもしろいので読んでください。
YA (中学生)
   デモナータ(小学館)
デモナータ ; 4 ベック / Darren Shan作 ; 橋本恵訳 ; 田口智子絵 -- 東京 : 小学館, 2007.2   請求記号【933.7 シヤ 4 】 悲鳴で始まり、悲鳴で終るこの物語の主人公は女の子のベック(小さな勇者という意味)です。悪魔と戦い、現実を知っていく話です。1幕の続きではないので、おもしろく読めます。ぜひ読んでください。
YA (教職員)

   すべては音楽から生まれる(PHP研究所)
すべては音楽から生まれる : 脳とシューベルト / 茂木健一郎著 -- 東京 : PHP研究所, 2008.1   請求記号【760.4 モキ 新書 】 筆者がクラシックに目覚めたのが小学校入学の頃、当時ベートーベンの「月光」を繰り返し聴いていたという。本書では、シューベルトや世界の巨匠達との関りが、彼の音楽体験を通し、脳科学者らしい斬新な視点で語られる。ところで先日、「カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー演奏、ベートーベン、交響曲第7番」のビデオを、市立図書館で見つけた。衝撃だった。「レクイエムの如き静寂の第2楽章」そして「生命の躍動に満ちた熱狂的な第4楽章」この美しくも完璧なる対比。何回も見、そして聴いた。茂木氏は言う「名曲を聴くことは、一つの宗教儀式である。」と。まさに。純粋で永遠なるものが、俗世界に住む私たちを別世界に連れていってくれる。それにしても、生前のカラヤンの姿を、私のこの目でしかと見ておきたかった。