読書の輪「おすすめ本」紹介 No.050
2009年3月23日
| 読書の輪「おすすめ本」紹介 |
あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?
おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html
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| 推薦者 (所属) | 書名 著者 出版社 【請求記号】 | 紹介記事 |
TA (卒業生)![]() |
私は美人 / 酒井順子著 -- 東京 : 朝日新聞社, 2007.11 請求記号【914.6 サカ 文庫 】 | 題名通り、「美人」について論じた書物である。「元美人」、「ミスコン美人」、「眼鏡美人」、「ヤンキー美人」など多くの種類の美人について皮肉交じりの視線で書かれている。巻末で美人の誉れ高い日本海側県に「美人が生息しているのかどうか」を、実際に著者が行って調べていったことについて書かれているのも興味深かった。ブラックで毒舌を含めた文章で書かれており、キレイ事は一切抜きなのが清々しい。同性を観察するときに、羨望やらやっかみ優越感を抱きつつ、それらを口にすることは許されことを書いてしまう酒井氏に共感した。はっきり言って、女性は、同性を見るときにそのように感じたことがあるはずだ。「こんなんことを思うのは私だけではなかったのね」とニンマリさせられた一冊である。 |
YA (教職員)![]() |
歌舞伎の愉しみ方 / 山川静夫著 -- 東京 : 岩波書店, 2008.11 請求記号【774 ヤマ 新書 】 | 元NHKアナウンサーの山川静夫氏が、初めて歌舞伎に出会ったのが大学一年の時。友人に連れられ歌舞伎座に赴いた筆者は、「信じられない妖しい美しさ」を湛えた女形中村歌右衛門の花魁(おいらん)道中(どうちゅう)に、衝撃的なカルチャーショックを受ける。以来半世紀、歌舞伎との長くも深い付き合いが始まったという。「歌舞伎の約束事」、「歌舞伎の種類」、「歌舞伎の愉しみ方」など、柔らかな愛情あふれる筆遣いで書かれた本書は、随所に筆者手ずからのイラストもあって、とにかく退屈しない。「知識は後からついてきます。理屈も無駄です。なによりも自分自身の感覚を優先させ、自分なりの楽しみ方を見つけることです。」という筆者の言(げん)に勇気を得、全くの素人の私だけれど、松竹座に出かけてみたくなった。 |
MA (教職員)![]() |
アート少女 : 根岸節子とゆかいな仲間たち / 花形みつる著 -- 東京 : ポプラ社, 2008.4 請求記号【913.6 ハナ 】 | 実力派の3年生が卒業して、少人数の部になった美術部に、「受験」一辺倒の校長が「廃部」を通告してくる。部長の根岸節子が少ない部員を動員して、独裁校長に立ち向かう話。文章は軽くよめて易しいもの、内容も楽しい。 |
MA (教職員)![]() |
幸福な遊戯 / 角田光代[著] -- 東京 : 角川書店, 2003.11 請求記号【913.6 カク 文庫 】 | 男女間には恋愛が不可欠なのか。「へらへらした大仰さのない大人になりたい」と言っていた角田光代のデビュー作です。女性の労働を扱った同録の「銭湯」もおすすめです。角田光代は他にもバックパッカーを扱った小説、旅行記なんかもあるので、ぜひそちらも。 |