読書の輪「おすすめ本」紹介 No.036
2008年1月5日
| 読書の輪「おすすめ本」紹介 |
あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?
おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html
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| 推薦者 (所属) | 書名 著者 出版社 【請求記号】 | 紹介記事 |
FU (卒業生)![]() |
オーデュボンの祈り / 伊坂幸太郎著 -- 東京 : 新潮社, 2003.12 請求記号【913.6 イサ 文庫 】 | 伊坂幸太郎のデビュー作です。とてもおもしろい世界を現実とリンクしたように作っています。また会話のやりとりが皮肉で、おもわず納得してしまうような文章がおもしろい。また伊坂幸太郎の作品は、他の作品ともリンクしており、この作品を読み終わったあとも見どころ満載です。 |
YA (教員)![]() |
ほっとする良寛さんの般若心経 / 加藤僖一著 -- 東京 : 二玄社, 2007.9 請求記号【183.2 リヨ 】 | 随所に見られる美しいカラー写真と良寛の短歌や寸言、そして上質紙の心地よい質感に、とても配慮の行き届いた優しい本だと思った。巷間にあふれる、いわゆる「般若心経入門」的書物とは明らかに趣を異にしており、私達が宗教書に対面する時に感じる、あの独特の「重々しい緊張感」から解放させてくれるのがいい。本書は、「良寛直筆の般若心経の文言」とそれについての「筆者の解説」が対になって書き進められていくのだが、「良寛の人柄が表出したかのような、超俗した闊達さを漂わせる書体」と「筆者の学者然としない、余韻を残した解説」とが、とてもうまく調和し響き合っている。読み手である私を、まさしく「ほっと」させてくれた、そんな不思議な魅力をもった一冊だった。 |
YA (教員) |
知ることより考えること / 池田晶子著 -- 東京 : 新潮社, 2006.10 請求記号【104 イケ 】 | 『14歳からの哲学』でも有名な、文筆業池田晶子氏による、『週刊新潮』に連載された思索的随筆集である。「世間でおこる様々な現象」に懐疑の目を向け、その本質を見極めようとする精神に共感を覚える一方で、特筆すべきは、「死」に関する叙述が非常に多い事である。御自身のそう遠くはない死の到来について、いかほどか予感されていたのであろうか。「自己存在の不思議」と「自己の死という絶対的出来事」とが彼女の文筆活動の核にはあり、時にニヒルでどこか超越したかのような物言いをすることもあるが、それとて納得がいく。ケータイもパソコンも持たず、百円のボールペンとコクヨの原稿用紙で仕事をしていたと言う彼女。平成19年2月、惜しくも(御自身はそうは思っておられぬだろうが。) 病により急逝された。享年46。心より御冥福を祈る。 |
TA (卒業生)![]() |
先生はえらい / 内田樹著 -- 東京 : 筑摩書房, 2005.1 請求記号【370 ウチ 新書 】 | 先生は “えらい”というタイトルはさておき・・・。生徒はもちろん、先生にも一度読んでもらいたい一冊です。中学生でも読めるような分かりやすい内容で、評論独特の重みも感じられず、軽く読める本だと思います。できれば高校生のうちに読む事をおススメします。読み終わった後、誰もが必ず先生を“えらい”と思う・・・ということはないと思いますが、少なくとも、生徒からして一番身近にいる先生という存在に対する思いや見方というものが変わると思います。どう変わるのかは、この本を読む人のとらえ方によって様々でしょうが。とにかく、時間があれば是非一度読んでみて下さい。 |