2009 春夏秋冬の読書案内

帝塚山学院中高図書館
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/

学内向けには本の内容紹介文もつけて季節順でブックリストを図書館で配布しています。

【季節順】

Page 1
書名事項 著者事項 出版事項 請求記号
・・・・・春の読書案内・・・・・
一個人の感情を越えた寂しさ、切なさ
わたしと小鳥とすずと 金子みすゞ著 東京 : JULA出版局, 1984 911.58 カネ
謝罪する時にこそ、人間の本質があらわれる
ながい旅 大岡昇平著 東京 : 角川書店, 2007.12 329.67 オカ 文庫
冒険から読者を底なし沼に引きずり込む小説
蛇を踏む 川上弘美著 東京: 文芸春秋, 1996 913.6 カワ
日本的な感性の中に、エンジニア的な観察眼を持ち込む
檸檬(れもん) 梶井基次郎著 東京 : 新潮社, 2003.10 913.6 カシ 文庫
「十八歳で年老いた」少女を描く自伝的小説
愛人(ラマン) マルグリット・デュラス著 東京 : 河出書房新社, 1992.2 953 テユ 文庫
自然と向き合うことで、自らが生きる意味に触れる
秘密の花園 フランシス・ホジソン・バーネット著 東京 : 光文社, 2007.5 933.7 ハネ 文庫
貴女なら、ご自分の体のどこを男に貸しますか?
片腕 川端康成著 東京 : 筑摩書房, 2006.7 913.6 カワ 文庫
大人と子どもの理想的な関係
窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子著 東京 : 講談社, 1984.4 916 クロ 文庫
仕事の成果が見られないことの喜び
木を植えた男 ジャン・ジオノ著 東京 : あすなろ書房, 1989 726.6 シオ
少年の描写において、並ぶもののない名作
銀の匙 中勘助著 東京 : 岩波書店, 1962 913.6 ナカ 文庫
子どもを守ろうとするすさまじい母親の愛情
流れる星は生きている 藤原てい著 東京 : 中央公論新社, 2002.7 916 フシ 文庫
飾りのない文章こそが美しい
羅生門 芥川龍之介著 東京 : 新潮社, 1985.7 913.6 アク 文庫
男はなぜ虎に変身したのか?
山月記 中島敦著 東京 : 教育出版, 2003.8 913.6 ナカ
・・・・・夏の読書案内・・・・・
人間が虫になる不条理よりも不気味なもの
変身 カフカ著 東京 : 新潮社, 1985 943 カフ 文庫
父に溺愛された娘の自由自在な精神
父の帽子 (抄のみ) (女性作家シリーズ6) 森茉莉著 東京 : 角川書店, 1998 913.68 シヨ 06
時間を心で感じられなくなったら読みたい本
モモ ミヒャエル・エンデ作 東京 : 岩波書店, 1976.9 943 エン
言葉では書けないことを言葉で書く
風の歌を聴け 村上春樹著 東京 : 講談社, 1979 913.6 ムラ
どれくらいの不思議まで人は許せるのか
家守綺譚 梨木香歩著 東京 : 新潮社, 2004.1 913.6 ナシ
恋とは罪悪であり、神聖なものである
こころ 夏目漱石著 東京 : 岩波書店, 2002.2 913.6 ナツ 文庫
「永遠」を感じることで、気持がが楽になる
銀河鉄道の夜 宮沢賢治著 東京 : 新潮社, 1989.6 913.6 ミヤ 文庫
誰の心の中にもバナナフィッシュはいる
バナナフィッシュにうってつけの日 (『ナイン・ストーリーズ』に所収) サリンジャー著 東京 : 新潮社, 1988.1 933 サリ 文庫
人間の複雑さを映す鏡としての父親
はつ恋 ツルゲーネフ著 東京 : 新潮社, 1952 983 ツル 閉架書庫
生産性のない、無目的な旅が持つ自由
阿房列車 内田百間著 東京 : 旺文社, 1979 914.6 ウチ 1 閉架書庫
神様が施した秘密のしかけを、味わって読む
昆虫記 ファーブル著 東京 : 集英社, 1996 486 フア 1〜6 文庫
言葉によって、人間は自由になれる
アンネの日記 アンネ・フランク著 東京 : 文芸春秋, 1994 949.3 フラ 文庫
自分の理論に合わない人を受け入れられない悲しみ
悲しみよこんにちは サガン著 東京 : 新潮社, 1985.11 953 サカ 文庫
・・・・・秋の読書案内・・・・・
男の子なら愛さないではいられないジョゼの女心
ジョゼと虎と魚たち (女性作家シリーズ7) 田辺聖子著 東京 : 角川書店, 1998 913.68 シヨ 07
肝心なことはいつでも心の中にある
星の王子さま アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ著 東京 : 集英社, 2005.8 953 サン 文庫
慎ましさが美しい、英国の執事の物語
日の名残り カズオ・イシグロ著 東京 : 中央公論社, 1990 933 イシ 閉架書庫
ほんとうに犬を愛している人が描いた極上の犬本
ダーシェンカ カレル・チャペック文 東京 : SEG出版, 1996 989.54 チヤ
「ピアノカクテル」「雪もぐら」・・・常識無視の純愛小説
うたかたの日々 ボリス・ヴィアン著 東京 : 早川書房, 2002.1 953.7 ウイ 文庫
研ぎ澄まされた肉体のように美しい文章
走れメロス 太宰治著 東京 : 新潮社, 2005.2 913.6 タサ 文庫
「荒海や佐渡によこたふ天河」は数学にも通じる
おくのほそ道 松尾芭蕉著 東京 : 角川書店, 2001.7 915.5 マツ 文庫
一通ごとに成長してゆく、元夫婦の往復書簡
錦繍 宮本輝著 東京 : 新潮社, 1985.5 913.6 ミヤ 文庫
死の意味を一瞬でつかみとった少女の感受性
園遊会 (『マンスフィールド短篇集』所収) マンスフィールド著 東京 : 新潮社, 1979 933 マン 文庫
強制収容所で犯した罪を償うために、本を読む
朗読者 ベルンハルト・シュリンク著 東京 : 新潮社, 2003.6 943.7 シユ 文庫
たった一つのことを書き尽くした小説
死の棘 島尾敏雄著 東京 : 新潮社, 1981 913.6 シマ 文庫

Page 2
書名事項 著者事項 出版事項 請求記号
ちりめんの赤色に映る恋の哀切
たけくらべ 樋口一葉著 東京 : 集英社, 1993.12 913.6 ヒク 文庫
手を震わせながら一枚一枚めくっていくトランプ
思い出トランプ 向田邦子著 東京 : 新潮社, 1983.5 913.6 ムコ 文庫
・・・・・冬の読書案内・・・・・
絶望という一点にのみ突き進んでゆく悲劇
グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド著 東京 : 中央公論新社, 2006.11 933.7 フイ
厳寒の島に暮らす少年と犬の別れを、淡々と描く
冬の犬 アリステア・マクラウド著 東京 : 新潮社, 2004.1 933.7 マク
クリスマスの話には貧乏が似合う
賢者の贈りもの オー・ヘンリー作 東京 : ポプラ社, 2007.11 933 ヘン 文庫
互いに愛を求め合いながらすれ違う父と子
あるクリスマス トールマン・カポーティ著 東京 : 文芸春秋, 1989 933 カホ
「自分のために詠まれた歌」が、必ずある
万葉集
東京 : 角川書店, 2001.11 911.12 マン 文庫
和宮様は替え玉!?女性はたくましく、男性は腰砕け
和宮様御留 有吉佐和子著 東京 : 講談社, 1981.7 913.6 アリ 文庫
主人公の理由なき怒りに、若者は共感必至
十九歳の地図 中上健次著 東京 : 河出書房新社, 1981.6 913.6 ナカ 文庫
明日のことを気にしない子ども時代の大切さ
車輪の下 ヘッセ著 東京 : 新潮社, 1985.2 943 ヘツ 文庫
究極の残酷さを描きながらなお、世界の美しさを伝える
夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル著 東京 : みすず書房, 2002.11 946 フラ
刺繍の裏は「むつかしげ」
枕草子 清少納言著 東京 : 角川書店, 2001.7 914.3 セイ 文庫
チャーリーとともに、親子で楽しむ工場見学
チョコレート工場の秘密 R・ダール作 東京 : 評論社, 1972 933 タル
天才の日記は献立を読むだけでも楽しい
富士日記 武田百合子著 東京 : 中央公論社, 1997.4 915.6 タケ 1〜3 文庫
ほんとうに死ねるということは、幸せなこと
100万回生きたねこ 佐野洋子作 東京 : 講談社, 1977.10 726.6 サノ

《 の読書案内 》

『心と響き合う読書案内』 小川洋子著 (PHP研究書 2009.3)を参考にの読書案内(春に読む本)・の読書案内(夏に読む本)・の読書案内(秋に読む本)・の読書案内(冬に読む本)として本を紹介しています。