|
|
| 学院 web 新聞 第16号 ( 2005 年 1 月 発行 ) |
|
|
|
|
|
新年明けましておめでとうございます。私が学院で皆さんと一緒に働きはじめて、3ヶ月が過ぎました。当初はいろいろな事情を聞いて驚いていましたが、皆さん方がそれぞれの立場で、学院の抱えている問題を克服し、現状を改善しようとガンバっておられることを知って、心強く感じています。 理事、評議員、同窓生の方々も、ひたすらに学院のためを考えてくださっています。学院を愛し、誇りとして、学院の安定と成長を願ってくださっているのです。私は学院理事長として、微力を尽したいと思います。 人間、誰しもまず自分の事を考え、自己中心的な考え方をします。しかし、現実の世界では、自分の生活や立場を守るためにも、自分の職場が安定し持続していなければなりません。だから学院の安定的な持続性を守ることになるわけです。自己主張で職場の状態を無視することは許されないのです。自分対社会、自分対国家の関係も同じことだと私は確信しています。 新しい年を迎え、児童、生徒、学生たちにより良い教育環境を作り上げられるよう、学院全体としても、一個人としても努力するつもりです。よろしくおねがいします。 |
|
|
( 理事長 磯村 隆文 ) |
|
|||||||||||||||||||||
| 【 幼稚園 】 | |||||||||||||||||||||
|
■ OPEN お店屋さんごっこ |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
■ サンタクロースも応援、生活発表会 |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
( 幼稚園 教諭 矢島 多恵 ) |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
■ お餅つき |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
■ クリスマスケーキ クッキング |
|||||||||||||||||||||
12月17日(金)、2学期最後のクッキングを実施しました。今回のクッキングは「クリスマスケーキ作り」です。シフォンケーキに生クリームをぬって、サンタや雪だるまなどを飾り付けます。子どもたちは、どんなクッキングでも大好きです。クッキングの日は、「休みたくない」、「絶対に幼稚園に行くんだ」と言うそうです。そして、いざ飾りつけとなると何故か全身生クリームだらけになっている子や、口のまわりにクリームがいっぱいという子も・・・・。出来上がったクリスマスケーキは、デコレーション用のケーキの箱に一つひとつ入れ、それぞれ持ち帰りました。 食べ物があふれ、いつも食べたいときに食べたい物が手に入る時代になっていますが、少しでも食に関わることによって食に対する関心や興味、そして大切にする心を養うことが出来ればと考えています。今日のケーキを家族で囲み、食卓の話題にしていただければ何よりです。 |
|||||||||||||||||||||
|
( 幼稚園 教諭 田中 幸枝 ) |
|||||||||||||||||||||
| 【 小学校 】 | ||||||||||||||
|
■ オーストラリアとの交流 |
||||||||||||||
|
オーストラリアのアーミデイル校とは、お互いの交流が順調に進み、初めの頃の手探りの状態からは、大きく変わってきた。今回、サーズやテロの問題で伸びていた来校が、当初予定していた日程より少し早めて、12月3日(金)に行われることとなった。当初、先生と子どもたち総勢12人と保護者の方が数名来られるという話。以前から考えると、先生が2人来られ、子どもたちも10人というのはアーミデイル校の実情から考えると大きなグループになる。結局保護者の方も7人という団体になった。 12月6日(月)、先生方と子どもたちを迎える。昨年の夏に訪問しているので、友だちを迎えるようなものであった。初めの顔合わせが済み、子どもたちは日本の授業に参加した。先生方も熱心に、クラスに入って授業の様子を見ておられる姿があった。日本の子どもたちの勉強での様子が、オーストラリアとはずいぶんと違って見えるそうだ。 日本を知ってもらうためにと、京都や奈良にもお連れした。オーストラリアにはない歴史のある建造物や、新しい海遊館などの施設を見学して、大いに日本というものを知ってもらえたようである。保護者の方たちは、到着早々広島にも行って来られたようで、日本の文化へ触れ合う機会が増えてきているようだ。この交流が、新しい学校間のおつきあいの新しい段階に入ったように思われる。これからも、お互い無理なく交流を続けていくことを確認してお見送りをした。 |
||||||||||||||
|
( 小学校 校長 山本 卓 ) |
||||||||||||||
|
■ 「世界祭」 |
||||||||||||||
今年度は、「日本と身近な国、アジアの国々」を学校全体のテーマとして掲げ、世界祭の取り組みが始まりました。世界祭当日へ向けて、児童会役員やクラス委員の子どもたちは、国際ボランティア活動として、使用済み切手やプリペイドカードの収集を、全児童に呼びかけました。2学期末には、7,470枚ものプリペイドカードを集めることができました。これらは、日本キリスト教海外医療協力会( JOCS )を通じて換金され、アジア・アフリカなど医療の恵まれない地域で役立てられます。 各学年の児童たちは、学年テーマに沿って、ワークショップのような形式で、発表できるように工夫して準備が進められました。
|
||||||||||||||
|
( 小学校 教諭 中村 幸広 ) |
||||||||||||||
|
■ お餅つき |
||||||||||||||
12月21日(火)、本校グラウンドでお餅つきを行いました。横で餅米を蒸しながら、1・2年生、3・4年生、5・6年生の順に、2学年ずつお餅をついていきました。つきあがったお餅は、6年生が給食場まで運び、ちぎって、まるめました。最初は手もエプロンも真っ白になりながら、苦労してまるめていた6年生ですが、回数を重ねるにつれて上手になり、最後にはお店に並ぶような小餅ができ、子どもたちも満足そうでした。まるめたお餅は、給食場の調理員さんにお雑煮にしてもらって、いただきました。 わくわくしながら出来上がるのを待っていた子どもたちは、つきたてのお餅をおいしそうにほおばっていました。 |
||||||||||||||
|
( 小学校 教諭 大橋 睦 ) |
| 【 中学校・高等学校 】 | |||
|
■ 新潟中越地震募金 |
|||
中学校生徒会執行部は、10月29日(金)、30日(土)に高等学校自治会と共に募金活動と救援物資の呼び掛けを行った。これは高等学校2年生の生徒数人が、募金を自主的に集め始めたことが契機として始まった。募金は、127,705円集まり、カイロ、紙おむつ、生理用品、衣服、医薬品などの救援物資は種類ごとに仕分けした結果、段ボール39箱分も集まった。仕分け作業は大変であったが、受験を控えた高等学校3年生も「できるかぎり手伝う」と協力をしてくれた。生徒会執行部以外の中学生もボランティアで「先生手伝ってあげるわ!」と快く動いてくれた。こうして多くの段ボールに入った救援物資と募金は、新潟県対策本部へ届けられた。 2日間に、こんなにたくさんの募金や救援物資が集められ、保護者の方々やみなさんの善意に感謝している。この平和な日常がいつまでも続くのが当たり前だと思っていたが、ある日突然どうなるか本当にわからない。助け合いの気持ちが必要な世の中、「何とかしたい。何かできることはないか。」と自然に思える人をどんどん学院の中から発信しなければと思った。 12月に新潟県 小千谷市長から支援に対するお礼の葉書が届いた。もとの生活を取り戻すためにはまだまだ大変な事も多いと思うが、1日も早い復興を心から願っている。 |
|||
|
( 中学校・高等学校 教諭 實森 文 ) |
|||
|
■ 美術コース 学院大学生による豆本制作実習!! |
|||
|
|||
|
( 中学校・高等学校 教諭 兵頭 慎 ) |
| 【 泉ヶ丘中学校・高等学校 】 |
|
■ 中国研修旅行を終えて |
本校初めての中国研修旅行を、11月3日(水)から7日(日)まで4泊5日の日程で実施した。3日・4日が上海での研修、5日が移動日、6日・7日が北京での研修だった。実施前には多少の不安があったのだが、結果的にはとても有意義な研修を行うことができた。上海では進才中学との交流を軸に据えた。同校は中国きっての名門進学校である。生徒諸君は、同世代の中国の俊才たちとの英語による交流に、大きな刺激を受けたようだった。また、近代的なビル群や88タワー上からの夜景を見ることで、経済発展著しい中国の今を実感したようである。 一方の北京では、故宮や万里の長城などの歴史的遺産の見学を中心に、コース別研修も交えながら、やはり中国を身近に体感できる予定を組んだ。授業で、テレビで、新聞で見聞きしたことのあるような有名な場所ばかりである。とくに天安門広場や万里の長城では規模の大きさに驚き、大陸にある国のスケールの大きさを実感したようだった。 生徒諸君は多かれ少なかれ、異文化コミュニケーションの刺激や喜びを感じたようだ。彼らがそれをどう育てていってくれるか、楽しみにしたい。 |
|
( 泉ヶ丘中学校・高等学校 教諭 石橋 優明 ) |
|
■ クロスカントリー 報告 |
11月19日(金)に恒例のクロスカントリーが行われました。前日の午後から断続的に降り続いた雨が朝になっても止まず、開催が危ぶまれましたが、天候が回復するという予報を信じて、決行することになりました。小雨の中、午前9時から学年ごとに、折り返し点( 高校男子 光滝寺キャンプ場[ 片道20km ]、高校女子と中学生は滝畑レイクパーク[ 片道 16.5km ])に向けて元気に出発。雨はすぐに上がり、紅葉の陶器山、天野山金剛寺、滝畑ダムを経て折り返し点で昼食を取りました。午後2時すぎに雨が降り出しましたが、幸い30分ほどでおさまり、途中リタイアした1グループを除いて、すべてのグループがリミットの4時30分までに学校に到着しました。そのあと食堂でPTAの保護者からぜんざいを頂き、疲れを癒しました。この行事の特色は4 〜 5名のグループでお互いを励ましながら長距離を踏破することにあります。「しんどかったけれど、充実感と連帯感、それにぜんざいが思い出に残っている。」というOBの声をよく聞きます。PTAの方々、長時間にわたりご協力ありがとうございました。 |
|
( 泉ヶ丘中学校・高等学校 教頭 三村 浩一 ) |
| 【 大 学 】 |
|
■ ゴスペルサークルが柏原市民イベントで活躍!! |
柏原市民文化会館 リビエールホールで開催された、10月17日(日)の「大和川付替え300周年記念柏原市民フェスタ わくわくフェスタ」と10月31日(日)の「音楽まつり」で、私たちゴスペルサークル links はゴスペルを披露しました。曲は映画「天使にラブソングを・・・」で有名な「 I will follow him 」、「 Hair Holly Queen 」、そして「 Oh Happy Day 」を歌いました。自分たちで、ああでもないこうでもないと、試行錯誤のうえ半年以上もかけて練習してきた曲だったので、本番にうまくいくか不安でしたが、7人のメンバーが気持ちを一つにして舞台に上がりました。ホールいっぱいに響き渡る私たちの歌声は、大人数の観客の手拍子や拍手のなかで最高潮のテンションに達していました。緊張もしましたが、あの快感は忘れられません。本番を終えた時には、達成感と満足感で胸が一杯になっていました。 ゴスペルサークル links は、「一人でも多くの人に自分たちの歌声を」と日々楽しく練習しています。さらに次への目標に向けて頑張っていきたいと思います。 |
|
( ゴスペルサークル links 大学 人間文化学部 人間学科 3回生 北野 有圭子 ) |
|
■ 「ニューヨーク、ハーレムの教会で・・・」 |
私たちゴスペルサークル links は、憧れのニューヨーク、マンハッタンのハーレムにある教会で歌うという夢のような計画を持ち、半年以上の間、練習に没頭しました。練習をしていく過程では、決して楽しいことばかりではなく、様々な壁にぶつかりその度に話合いながら、乗り越えてきました。12月16日(木)、ニューヨークに降り立ち、練習を兼ねて、グラウンドゼロや自由の女神でストリートミュージシャンとして演奏を披露するたびに、ゴスペル本場のハーレムにある教会で歌えることへの期待と、自分たちの力が通用するのかという不安が募っていました。 本番を行う19日の日曜日。舞台であるハーレムにある教会に到着。本場のゴスペルを聴き、スケールの大きさに圧倒されながらも、私達の出番となりました。歌っているうちに周りの人達が手拍子をしてくれたり、口ずさんでくれたりし、想像もしていなかったスタンディングオベーションまであり、緊張や不安、迷いも吹っ切れ、思いっきり歌うことが出来ました。翌日の月曜日にも、タイムズスクエアから近い老人ホームで、5曲ほどのクリスマスライブを経験しました。 ニューヨークで出会った人々、支えてくれた方々とのつながり、そして何よりサークルメンバーとのつながり( Links )が、「ニューヨーク、ハーレムの教会」での成功への鍵であったことを、私たちは実感しました。ニューヨークでのゴスペルライブが、私たちのかけがえのない経験となりました。 |
|
( ゴスペルサークル links 大学 人間文化学部 人間学科 3回生 北野 有圭子 ) |
|
■ 邦楽サークル 国立文楽劇場の演奏会に参加 |
11月13日(土)、国立文楽劇場( 大阪市中央区 )小ホールにて、邦楽の演奏をさせていただきました。この演奏会は、今年1月から練習してきた私たちにとって、当初から最終目標として掲げてきた演奏会でした。メンバー全員が4回生ということもあり、就職活動や卒業論文などで忙しいなかで練習を積み重ね、この日を迎えることができました。今回は、「千鳥」と「祇園小唄」、「さんぽ」、「四丁目」の4曲を演奏しました。望月 太八紀 先生、若野 龍二 先生指導の下で、何度も練習を繰り返してきました。私たちが演奏する鳴物は、一人が一つの楽器を担当するということがありませんので、一度の舞台で二つの楽器を担当することも多くあります。篠笛と太鼓、鼓、三味線といったように楽器を持ちかえ、演奏しなければなりません。いろいろな楽器に触れることができる反面、その分練習時間が多くかかります。 今までいくつかの演奏会に出演したとはいえ、本番前の緊張感はいつまで経っても変わりません。いざ本番になると、たくさんのお客様の前で、一人ひとりが精一杯練習の成果を出し切ることができました。 また、演奏が終わって舞台を降りたときに、他の出演者のみなさんに声をかけていただき、とても嬉しい思いをしました。緊張のあまり失敗してしまったところもありましたが、「邦楽の面白さ、楽しさを感じてもらおう」という私たちの目標は、達成できたような気がします。これからもこの経験を糧にして、新たな目標に向って日々努力していきたいと思っています。 先生方や「みおつくし会」の皆様に、今回の演奏会の機会をいただきましたことを、とても感謝しております。本当にありがとうございました。 |
|
( 邦楽サークル 和蝶 大学 文学部 英文学科 4回生 小西 加奈子 ) |
| 【 大学 文学部 】 |
|
■ 多田 敏捷 氏「ほんとうの新撰組」について講演 |
11月4日(木)、狭山キャンパス G500号室において、多田 敏捷( ただ としかず )氏による「新撰組の真実」と題する講演が行われました。多田氏は、古美術商「あぜくら」を経営するかたわら、“知る人ぞ知る”日本玩具史研究の権威であり、遊戯具の鑑定にかけては日本一といわれる方で、『おもちゃ博物館』全24巻の著書として知られています。一方、古美術や古書・古道具などの鑑識眼を生かして、新選組や幕末維新関係の新資料を発見し、紹介されている幕末史研究家としても著名です。 この度は、文学部 コミュニケーション学科 日本文学・文化コースの「フィールドワークI」という科目の一環として、11月20日(土)に企画している京都バス旅行“新撰組ツアー”のための予備知識として講演をお願いしました。多くの学生の参加に加えて、生涯学習講座に参加されている一般の方々の参加もあり、多くの聴講者を集めて盛況のうちに行われました。 新撰組はNHK大河ドラマをはじめ、多くの小説や雑誌、漫画などでも知られていますが、事実とはかけ離れた描写が少なくありません。そこで、多田氏には本当の新撰組はどうであったのか、というお話をうかがいしました。まず、新「選」組か新「撰」組か、という話では、公式には新「撰」組、私的には新「選」組であり、新「撰」組が正しいこと。新撰組は暴力集団のように思われがちだが、活動期間中に斬った人数は以外に少ないこと。新撰組の話は初期屯所が置かれた八木家の情報がもとになって作られているが、同じく隊士が住まいした前川家の情報が重要であることなど、興味深い説をおもしろくお話していただきました。 この日は特別に、多田氏が発見されて有名になった、永倉 新八の幻の記録といわれる「浪士文久報国記事」ともう1点未公開の史料をお持ちいただき、講演後に直接手に触れて見る機会を与えていただきました。「浪士文久報国記事」は池田屋事件で、局長の近藤 勇が叫んだ言葉や修羅場の情景など、その場にいた者にしかわからない事実が細かく記された貴重な資料であり、それを直接目にする機会を与えていただいた多田氏に篤く感謝いたします。 多田氏の講演が“ほんとうの”新撰組を知るということであったように、史実を正確に把握することの重要さを理解していただけたものと思います。さらに、この日の講演を念頭におき、“新撰組ツアー”において現場を見ることで、知識はより確実になるものと期待しています。歴史に限らず、事実を正確に把握し、現場に立ち、本物を見る、こうして初めて知識は真に自分のものとなるのです。文学部 コミュニケーション学科ではコミュニケーションの技能のみならず、コミュニケーションするに足る内容を身につけることも重視しています。 |
|
( 大学 文学部 教授 安田 政彦 ) |
|
■ 「英語落語」体験で得るものは? |
11月25日(木)、好評だった前回に引き続き、文学部 英語コミュニケーション学科、英米文学会は、狭山キャンパス G500号教室で、今年も「英語落語」講演会を開催した。落語と英語のコラボレーションということなら、ひとつのぞいてみようということになったのか、200名入れる会場はほぼ満席、笑いが途切れることのない90分であった。次の演目が行われた。 ・This is Rakugo 「落語の解説」 まねび亭 楽笑 氏、山本 貴美子 氏 ・Toki Udon 「時うどん」 クリス氏 ・Wonderful Japan 「ワンダフルジャパン」 中村 もみじ 氏 ・Monkey ( Short Rakugo ) 「ショート落語・モンキー」 山本 貴美子 氏 ・Chili _ Tot e _Chin 「チリトテチン」 まねび亭 楽笑 氏 まずは落語の< しぐさ >の、英語による解説があった。「おチョコを口に運ぶしぐさ」、「そばをすするしぐさ」といった、ふだん気にとめることもない所作ひとつにしても、英語の解説つきで説明されると、あらためて落語がいかにすばらしい身体芸能かということが理解できる。舌を巻く絶妙な英語翻訳の面白さ、一方で翻訳のすき間から滑り落ちる文化の香りと、いろいろと考えさせられもした90分であった。きっと「英語落語」は、これから先も「チャレンジ」というスタンスを持ちつづけるのだろうが、それは異文化の翻訳作業というフロンティアに身をおく必然なのだろう。 講演後「アンシャンテ」で演者と学会役員とがお茶を囲み、笑いが超える異文化の壁といった話にも少し花が咲き、次の機会を楽しみに「おあとがよろしいようで」とお開きとなった。 |
|
( 大学 文学部 教授 酒井 信雄 ) |
|
■ 秋季講演会「書くことと私」印象記 |
12月9日(木)、とても12月とは思えない、晩秋を思わせるとても穏やかな日の午後、眉村 卓 先生による本年度の秋季講演会「書くことと私」が催されました。眉村 先生は著名なSF作家であり、『なぞの転校生』や『消滅の光輪』その他数え切れないほどの作品を書いていらっしゃいますが、私は先生の作品を読んだことがなかったので、講演内容がきちんと理解できるか不安な気持ちがありました。しかし、実際の講演はたいへんわかりやすく、行き届いたものだったので、私はいつしか先生のお話に引き込まれていきました。お話の内容は、「眉村 卓」というペンネームの由来に始まって、ご自身の幼少時代の思い出や奥様のこと、SFというジャンルを特色付ける8つのテーマについての説明など、盛りだくさんでした。その中で私が一番印象に残ったのは、奥様とのエピソードでした。 癌という病気により余命1年という宣告を受けてからのご夫婦の間の絆の深まりと暖かい心の交流についてのお話はとても感動的でした。特にそのお話をされているときの先生のお顔はとてもやさしく微笑みさえ浮べておられるように思われ、私達も思わず聞き入ってしまいました。奥様のために毎日欠かさず書かれた1778編の物語は、すべてではありませんが、何種類かの本に纏められて出版されているそうです。※ご夫婦の大切な思い出であるこれらの物語はきっと私達読者の心にも深くしみこむ素晴らしいものに違いありません。先生の他の代表作と合わせて絶対に読もうと思いました。 心に染み、楽しくためにもなった1時間半はあっという間に過ぎ、傾いた日差しのなか講演を聴いて帰る私の心の中はとても暖かいものに満たされていました。 |
|
( 大学 文学部 日本文学科 4回生 湯井 利恵 ) |
|
※『妻に捧げた1778話』 眉村 卓 著・新潮新書 |
| 【 大学 人間文化学部 】 |
|
■ 花水木フォーラム4『轟』を終えて |
11月21日(日)、花水木フォーラム4が大学 泉ヶ丘キャンパスで行われました。今年のテーマは『轟』でした。メインイベントのシンポジウムでは「あなたの自己表現はどんなカタチですか?」をテーマに、人間文化学部 教授で現代美術家の椿 昇 氏、同学部 教授で精神科医の香山 リカ 氏、バーレスクダンサーのキャバレッタさんをお招きして、それぞれの活動のきっかけからパフォーマンス文化、現代の若者の動向など多岐にわたる内容を講義していただきました。また、花水木フォーラムでは地域との交流も図るために、地域文化教室や周辺小学校による作品展示に加えて、今年は堺市の高校生によるダンスパフォーマンスも開催されました。こんなこともあって、多くの方に来ていただくことができました。 歴史の浅い人間文化学部をもっといろんな人に知ってもらいたい、というところから始まった花水木フォーラムも4回目を終えましたが、今後も回が増すごとにもっと多くの方々と学生とが交流できる場になって欲しいと思います。 最後になりましたが、実行委員をはじめ、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。 |
|
( 花水木フォーラム実行委員長 大学 人間文化学部 文化学科 4回生 谷口 友恵 ) |
|
|
|
■ 短期大学 同窓会総会 開かれる!! |
|
晴天に恵まれた11月5日(金)、第13回短期大学同窓会総会・懇親会を開催致しました。前回までのホテルから心機一転、今回は旧銀行を改装しレトロな雰囲気を生かした「堺筋倶楽部( 大阪市中央区 )」にて、こだわりのフランス料理を頂きながら和やかに楽しいひとときを過ごしました。 ゲストには大学 人間文化学部のジェフ・バーグランド 先生をお迎えし、「物事を枠からはみ出したところから見ることで、また違った発見ができる。」というお話を主軸に、日本人より日本人らしい先生はときにはユーモアたっぷりに話されるので、参加された同窓生の皆様にも大変満足頂けたことと思います。 ただこの会場には、エレベータがなく階段のみで4階ということで、私たちでさえ上り終えると息があがっているのに、ご高齢の先生方には過酷で大変申し訳ないことでした。しかしながら、帰りは同窓生との再会でさらに若々しくなられ!?下りということもありますが、階段も軽い足取りで下りて行かれる姿を拝見し、先生方はやはり偉大であられるなあと感服致しました。 毎年楽しみに参加して頂いている様子で、今後の同窓会運営に“ますます努力”という思いが沸きました。恒例の祝歌斉唱、記念写真でしめくくり次回再会を誓い、帰路につきました。 |
|
|
( 帝塚山学院短期大学同窓会 会長 秋田 悦子 ) |
|
|||
|
|||
![]() 明石市の人丸山と呼ばれる丘陵地に柿本神社がある。隣には月照寺や市立天文科学館もある。この人丸山を標準時子午線が通っていることから、明石市は、「日本標準時の街」であることを広くアピールしているようだ。街のあちこちで見るマンホールの蓋には、「135度」の文字と、天文科学館の「時計塔」の絵が刻まれている。今から3年ほど前、ここ人丸山の月照寺で、私は2人の友人とともに和歌文書の調査を開始した。そして現在も続いている。そもそも、明石の柿本神社には、同神社が和歌三神( 玉津島社・住吉社・柿本人麻呂 )の1つである人麻呂を祀っていることもあって、江戸時代に、別当月照寺を通じて、天皇や上皇をはじめ公卿等々、和歌界第一人者たちの歌が数多く奉納された。今、その多くは月照寺に残されている。金粉をまぶした美しい短冊や色紙に、見事な筆致で書かれた大家たちの自筆和歌を見ていると、不思議なことに、時の流れも忘れて往時の歌会の場にいるような気分になってしまう。 その中に、享保11年(1726)6月、月照寺の僧が仙洞御所に召されて、霊元上皇から下賜された『三十六歌仙式紙』(写真1)がある。三十六歌仙の和歌を皇族や公卿たち36人が、各々1首ずつ豪華な色紙に書き記したものである。箱蓋の記載内容からすると、当初は36枚が1枚1枚バラバラであったものを、賜わった翌年の正月に現在のような折本に表装したらしい。保存状態もよく大変に見事なものだ。それに先立つ享保8年(1723)2月、人麻呂千年忌を機に明石柿本神社へ、霊元上皇の意向のもと中御門天皇により〈 正一位柿本大明神 〉の神位神号の宣旨が下された。『三十六歌仙式紙』は、その折に仰せ付けられた天下泰平・宝祚延長・歌道繁昌の御祈祷を、3箇年怠りなく執行したことによって賜わったものである。享保8年から11年までの様子は、当時の月照寺僧 別仙叟が記した『神号神位記録』(写真2)に、つぶさに書き留められていて大変興味深い。実は、同じ時に島根県の高津柿本神社へも神位神号の宣旨が下されている。別仙叟の記録によれば、授かるために上京した明石と高津の両別当寺僧は、一緒に公卿の家や仙洞御所に召されるなど、行動をともにしていたようだ。記録には、公卿たちと両僧の会話なども載せられていて、当時の両柿本神社の意外な様子が分かり、これもまた面白い。 別仙叟の行動やその時の様子を思い浮べながら、月照寺や高津柿本神社の文書調査を進めていると、記されていた通りの文書が実際に出てくるのだからたまらない。どうやら和歌文書の調査は、美しい短冊や見事な筆跡にうっとりとするだけのものではなく、時には衝撃や興奮をも与えられるものであるらしい。そんな和歌文書の調査が、今、おもしろい。 次回の執筆者は、大学 文学部の森田 恭二 教授を予定しています。 |
|
||||||||||||||||||
|
■ 高等学校 美術コース卒展のお知らせ |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
■ 小学校美術展 「 Exhibition 28 」のお知らせ |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
|
Copyright (c) 2003-2005 Tezukayamagakuin All Rights Reserved. |