音楽会の大きな目的は、技術の発表ではなく音楽会までの毎日の中で子どもたちに、音楽の楽しさや表現の楽しさを感じ知ってもらうことです。
更には、歌うことが好き! 楽器を友達と演奏することが好き!と思ってもらうことが何より大切と考えています。
子ども達は、「2階のホールで練習するよ!」っと先生が言うと「ヤッター!!」と言っています。
あちらこちらの幼稚園では、音楽会や運動会はただただ特訓の方向になりがちです・・・・。
ちょっと本園の先生方にスポット当ててみますと、
「今のもよかったけど、もっと○○したら、お客様が喜ぶんじゃないかな〜」とか「この歌はどんなお歌かな?どんな気持ちで歌おうか?」といった子ども達の頑張りをまずは受け止めながら、丁寧な言葉掛けが多く聞かれます。
幼児教育を正しく理解してくれている先生方。
音楽会の日までにきちんと仕上げなければならない焦る気持ちを抑え、我慢強い指導に頭が下がります。
そして、本園の子どもたちは、友達の練習を見ながら一緒に歌を口ずさんだり、生活の中で鼻歌を歌ったり、音楽の楽しさを体で感じ、自然に表現してくれています。そんな様子をうれしく眺めながら、子ども達と一緒に歌っている自分自身に気づくのでした。