校長あいさつ

「安心」という約束を。

子どもたちの教育については、いつの時代も保護者の皆さまにとって、ご関心の深いことであると感じています。
現在、日本の教育は変革期にあります。アクティブラーニングの導入や、グローバル社会に向けての対応など、
その変化の内容は多岐に渡っています。
それにともない、未来を担う子どもたちをめぐる教育論は、書籍や報道、
特にインターネットを見れば無数の“正解”が謳われ、
真実がどこにあるのか悩まれてしまう方も多いのではないでしょうか。
情報が溢れ、不安を抱えながら変動を続ける時の流れの中、
わたしたち帝塚山学院が子どもたちのためにできること。
それは、常に「安心」できる場所であり続けることです。
若い心を解き放ち、夢中で学び、眩しいばかりの笑顔を輝かせる空間。
それが、学校のあるべき理想の姿です。希望に満ちた一日を過ごして家についた子どもは、
楽しかった学校での出来事を、きっとご家族に話すでしょう。
わたしたちは学校という立場で、子どもたちの安心を支えていくことが使命だと考えています。
進路や将来めざす分野についても子どもたちを中心として、
ご家族と二人三脚になって考えてまいります。
学校生活のありのままを、子どもたちに関わるすべての方々へお伝えして、
ともに子どもたちの未来を築いていく。
その原点として、実感いただける「安心」を生み出す存在でありたいと考えています。
本学は、2016年に創立100周年の大きな節目を迎えました。
よき伝統を継承し、時代の変化に対応した教育を進めて参ります。

帝塚山学院中学校高等学校 校長