
帝塚山学院小学校が開校した大正6年のことです。
教育内容に、「知育」「徳育」「体育」などと並んで、「美育」があげられました。「美育」とは絵画や表現教科による「美の創造」と音楽会や展覧会等による「美の鑑賞」を通じて、情操を育むことを目的としたもので、当時の教育としては格段に新しいものでした。
その伝統は、現在の帝塚山学院中学校高等学校の「音楽系専攻」「美術系専攻」に、そして帝塚山学院大学リベラルアーツ学部の専攻分野アート(美術史・作品鑑賞・絵画/彫刻)に引き継がれています。
帝塚山学院中学校高等学校では、平成22年度から中高一貫の「ヴェルジェコース」を新設し、その中に音楽と美術の専攻を組み込むことにしています。
「ヴェルジェ」とはフランス語で果樹園の意。
昭和22年発行の学院季刊誌が「VERGER(ヴェルジェ)」と名付けられていたように、本学院にとって歴史の深い言葉です。そこには、生徒たちのもつ個性という果実を育みたいという開校以来の願いが込められています。




